パラダイムと原則について:7つの習慣のまとめ(その1)
"7つの習慣 (スティーブン・R・コヴィー著)"を読み始めた。成功する方法について書かれた本である。革新的かつ核心的な内容。ビジネス誌において歴史上最高の売上と謳うだけある。
『読んだ内容を48時間以内に誰かに伝えるつもりで読め』 と著者は言っている。それに従って、昨日読んだ "パラダイムと原則について" をここにまとめたいと思う。
■パラダイムと原則
我々はある"レンズ"通して物を見たり、考えたりする。この"レンズ"は人によって違うので、人によって物の見え方や考え方は違ってくる。この"レンズ"のことをパラダイムという。パラダイムはいわば心のコンパスである。パラダイムが正しい方向を指していないと、いくら頑張っても正しい道を進むことはできない。
成功の法則には2種類、個性主義と人格主義がある。個性主義は人との接し方や管理の仕方など、いわば手法のようなもの。人格主義は習慣など人間の持つ本質的な部分に焦点を当てたものである。個性主義的な考え方は、パラダイムが正しいときに限り有効な手段となり得る。人格主義とは、パラダイムそのものである。
長期的な成功を収めるには、個性主義に基づく"表面的な手法(アウトサイド)"ではなく、人格主義に基づく"本質的な習慣(インサイド)"を変えなければいけない。これをインサイド・アウトの原則という。
■P/PCバランス
P/PCバランスというものがある。Pは目標達成で、PCは目標達成能力である。イソップ物語では、ある男は金の卵を手に入れる(目標達成)ために、金の卵を産むガチョウ(目標達成能力)を殺した。男は金の卵も、金の卵を産むガチョウも失ってしまった。これは実生活にも当てはめることができる。
・『芝刈り機(目標達成能力)を手入れをせずに使い続けた(目標達成)。手入れを怠ったために、芝刈り機は耐久年数よりはるかに早く壊れてしまった。』
・『恋人(目標達成能力)に愛情を注がずに、自分の要求(目標達成)ばかり押し付けた。関係は悪化し、破局した。』
どちらも例も、P(目標達成)ばかりに気を取られ、PC(目標達成能力)を疎かにした結果である。PとPCのバランスが大切である。
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12/25
- メディア: 単行本
- 購入: 148人 クリック: 4,806回
- この商品を含むブログ (774件) を見る