1つ目の習慣『主体性』について:7つの習慣のまとめ(その2)
前回のエントリーに続き、今回も"7つの習慣"についてのまとめです。
■刺激と反応と、選択の自由
動物は何らかの刺激を受けると、環境や条件付けなどに基づいた反応を起こす。"パブロフの犬"の実験に起因したこのようなモデルを、刺激と反応のモデルという。
我々人間もこの刺激と反応のモデルに従っているのだろうか。我々は自覚という人間特有の性質をもっている。それゆえに刺激と反応の間に選択の自由をもつことができる。すなわち、刺激に対する反応を自ら選択することができる。
■主体性
主体性とは「責任と率先力をもつ」ということ。
反応的な人は、自分の考えや行動を外的要因に左右され、振り回される。そして、自分の人生に対する責任を放棄する。主体的な人は外的要因に左右されず、自分のもつ価値観に従って行動する。自分の人生に対する責任を負う。
率先力とは、自ら進んで状況を改善しようとする行動力のことである。これによって自分自身を取り巻く環境を自分でつくり出すことができる。
著者は 『問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である』 と言っている。 「問題は自分の外にある」 と考える人は、問題の原因と考えている外的要因が改善するまで待たなくてはいけない。これは自分の外にある事柄からの支配を容認しているということである。しかし主体性をもつ人は、自分のあり方(インサイド)を変えることにより、自分の外にあるもの(アウトサイド)を変えようとする。自分の人生を、自分自身でコントロールする。
■1つ目の習慣
7つの習慣の1つ目は 『主体性を発揮する』 こと。外的要因に左右されず、自らの価値観に従って行動する。また、自分の人生に対する責任を負い、自ら状況を改善するための率先力をもつということである。
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
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